8月に講座初級を受け、当初は初級で終わるはずでしたが、クレニオセイクラルセラピー(略 CST)の魅力に大きく引き込まれ、12月ハッと気がついたら・・・
またカレッジ・オブ・オステオパシー(講座を習う学校)の前に立っていました・・・


こんにちは!
美容師にして ヒーラーの道を極めるべく クレニオセイクラルセラピーを学ぶ 美容室ブディーブダーのヒーラー美容師の後藤です。(登場セリフ長い)
今回は4日間講習会でしたが2日目から胃腸の調子が悪く、時折ひどい腹痛に悩まされましたが、なんとかきりぬけられました。
いや、休むわけにはいかない理由があったんです。
それはクレニオセイクラルセラピーの新しい技を習得するには3日目の講座が特に重要だったんです。
日頃練習を重ねながら、今回の新しい技を学ぶことがどれだけ楽しみだったことか・・・
2日目の朝、「今日は体調不良で休みます」の連絡をしようと何度も迷いましたが、グッと堪えて気合で電車に乗り講座に向かいました。
でも、本当に不思議なことに、練習でお互いの身体を施術する治療モードの時は、痛みがかなり和らいだのは驚きでした。
美容師にしてヒーラーの道シリーズはこちら↓
美容師にしてヒーラーの道① クレニオセイクラルセラピー 初級編
美容師にしてヒーラーの道② クレニオセイクラルセラピー復習会一回目
クレニオセイクラルセラピー(以下CST)の魅力とは?
CSTの魅力は、「スピリチュアルのようで、スピリチュアルでない、少しスピリチュアルな不思議な手技」にあります。


ある手順に従って、微細な力加減で手を添える事により、脳髄液の循環を促し各部位の緊張を緩め自己治癒力を上げることを目的とします。
施す手技が「5グラムで触れる」という非常にシンプルなのに、身体にいろいろな変化が起こるところがとても興味深いのです。
手技は単純ですが、患者さんの具合の悪いところを見つけたり、検査をして体調の変化を見極めるというところが特に経験を必要とします。
なんと!
講師の先生レベルに達すると、患者さんが部屋に入ってきた瞬間に「今日行うべき施術の場所(問題がある場所)がわかり、さらにはその部位を触って2秒で詳細がわかるそうです。
まさにジェダイマスターです。



では、これからクレニオセイクラルセラピーの深淵にまた一歩踏み込んでいきましょう!
身体の不調は、こんな小さな部分から来ている


前回の初級では「身体の全体の施術のテクニック」を、今回の中級では、「頭蓋骨(とうがいこつ)にフォーカスした施術のテクニック」を細かく学びました。
頭部の中でも、蝶形骨(ちょうけいこつ)、鼻骨、頬骨、上顎骨、硬口蓋、歯に対するテクニックを学びました。
頭部に対してのテクニックでは、指先で1ミリ以下の違和感を見つけ出します。
側から見たらほぼ動いていない手の動きで修正して、場所によっては1gという物凄く微細なタッチで患部の緊張や制限を取り除いていきます。
目の裏側あたりにある蝶形骨が整うと、頭痛、目の動き、耳の問題をはじめ様々な症状の回復につながり
鼻の骨が整うと、詰まっていた鼻の通りがよくなり
頬骨の緊張がとれると、口周りがかるくなり
上顎、硬口蓋(口の中の天井部分)、歯が整うと、 滑舌がよくなり、話しやすくなる
という様々な効果がありました。
アメリカでは歯の治療とCSTをセットで行う施術がありますが、この講座をうけて深く納得しました。
治療の前にお口周りのズレなどを前もってCSTで修正しておいて、治療をスムーズにしたり身体の回復機能をフォローしたりするのです。
顔やお口周りのCST施術は、神経が集中しているためか、「施術された」という満足感が高いです。
人間の体というものは、日常生活に支障をきたしてないのであれば、解決を放置されがちです。
頭痛や鼻づまり、耳鳴りなどの症状も、実はほんの小さな1ミリ以下のズレで体に支障をきたしているというのを実感しました。
講師先生 技術の深淵 実力の凄さ
施術の内容も充実していて素晴らしいのですが、なにより衝撃だったのは、ときおり垣間見える講師先生方の実力の凄さです。
部位のコンディションが触れて2秒でわかる事や、部屋に入ってきた時点で、調子の悪い部位がわかる事は先ほども申し上げましたが・・・
さらにそれだけではなく、施術してる術者の手を通じて患者には触れず治療ができるという事です。
私が施術側の時に自分の指が相手のからだに隠れてしまい見えない時がありました。
相手側に「うまくポイントに触れられてますか?」と聞いてもわからなかったその時。
先生を呼ぶと、さっと近づいてきてくれました。
「フォローしますね」といって患者には触れず、私の手の甲に軽く指先を添えて角度をほんの少し調整・・・
「うん。このくらいでいいですよ。できてます。」といって、その後ちゃんと患部の制限が緩んだんです・・・。



なん・・・だと・・・!?
触れてもいないのになんで・・・!?
と、少年漫画のありえない必殺技を見たくらいの衝撃を受けた瞬間でした。
あと、ポディショナル・ティッシュ・リリース(新技)というテクニックを試した時でした。
患者の患部を軽く手で支えて脳内でイメージすると、「患部が自発的にウネウネ動き出して勝手に緊張が緩む」というテクニックがあるのですが、私はうまくできないでいました。
すかさず先生がフォローに入って「この辺りにポイントがあるので、そこに意識をコネクトします」と・・・
言った3秒後、私があれだけやって動かなかった患部が動き出しました・・・
その時もなんと私の手の甲に軽く手を添えた程度でした。



ありのまま 起こった事を書いていますが・・・
ブログを読んでくださっている方には、何を言っているのかまったくわからないと思います。
私もなんて伝えて良いかわかりません・・・笑
とにかく、少年漫画に出てくる仙人のような人っているんだなぁ・・・とその時思いました。
少し話が脱線しますが、先生の人柄もいいんですよ。(キャラがたっている)
柔らかな物腰で、表情も目が糸のようにいつもニコニコしていて、なんとなく虹色に輝く仏様の御幸がさしている雰囲気の方です。
だけど真剣なシーンになると目が開き雰囲気がかわりキリッとスゴみのあるオーラを放つ。
それがまたかっこいい!!



こういう普段オーラ出してないけど開眼すると超強い系仙人 もしくは達人キャラ、アニメにいますでしょ!?
いろいろな人の人生を助け支えてきた先生の経験の厚みが、そのオーラとなって放たれているようにみえました。


CST中級となると、受講生のみなさんの人柄と雰囲気もさらに洗練されている方ばかりで神秘的で充実した楽しい4日間でした。
体調が悪い中、四日間通いきることができて本当に良かったー。
CST 習得した技
・ムスビの呼吸
感覚と心を研ぎ澄ますための呼吸
・メルディング
相手と感覚を共有して状態を理解する
・グラウンディング
大地と一体化して施術の安定性を上げる
・エネルギーの弾道(Vスプレット)
患部にエネルギーを通して状態を改善を促す
・CV4
脳髄液の流れをよくして自然治癒力を促す
・リスニングステーション
特定部位に触れて状態を把握する
・10ステッププロトコル
CSTの基礎となる施術の型
新技・アーキング
波紋や熱感を感じとり症状のある部位を特定する
新技・促進分節
脊椎を探り通常よりも刺激に対して過敏になっている神経を正常化する
新技・ポジショナルティッシュリリース
対象の部位にあるきっかけを与えて、自発的動作を促して緊張を取る(例えば手の場合、手がひとりでに勝手にウネウネと動き出し緊張が取れると止まる)
新技・筋膜のグライド
身体の緊張している部位を皮膚の動きで探り出して緩める