後藤 金沢忍者寺 の素晴らしさを語る

金沢旅行の観光編

お客様と金沢の話になったら、必ず推すおすすめスポットがあります。

「忍者寺」

ネーミングからして、これはロマンの塊としか言いようがない!

しかも、「忍者屋敷」ではなく、「忍者屋敷と寺」が融合しているという・・・。

街を守る要塞でもあり、宗教施設でもあるという一見相反した要素があるところにも、惹かれるものがありますね。

後藤

こんにちは!粋なセンスを磨き続ける上尾の美容室ブディーブダーの後藤です。
グルメ編に引き続き金沢市街観光です。
今回もゆるっと・・・いや、熱く語りますので、金沢に想いを馳せながらご覧ください

目次

ロマンのかたまり!忍者寺の二つ名をもつ「妙立寺」

妙立寺正面 忍者寺 二回目の訪問

兼六園などをはじめ、金沢は有名な建築物も数多くあります。

代表するいくつかのスポットを見てまわりましたが、こちらは知る人ぞ知る場所なので紹介することにしました。

金沢市街には良い観光スポットはいろいろありますが、私は妙立寺の良さだけ伝われば本望だと思っております。

妙立寺は、1643年金沢のまちを守るための要所として作られたお寺です。

どこがすごいのか?というと・・・

妙立寺は2階建ての外観でありながら、内部は四階建てで七層にも分かれ、23の部屋と29の階段が迷路のように入り組んでいるところです。

中には、隠し通路、落とし穴、隠し部屋、奇襲のための仕掛け、茶室、物見台、井戸の脱出通路

・・・と仕掛けが目白押しです。

ワードだけでワクワクするでしょ?

そんな高度なカラクリが、この寺にぎゅぎゅっとまとめられて設計されています。

しかも、テーマパークアトラクションのようなハリボテ感のあるような薄っぺらい仕掛けではなく、木の重厚感のある本気の、マジの、本物の、しっかりした作りのものなので見応えがあります。

「忍者寺」と呼ばれていますが・・・

あの有名な伊賀忍者や甲賀忍者のようないわゆる忍者とは関係がなく、カラクリが多く忍者屋敷のようなので「忍者寺」とよばれています。

寺内部の見学は、予約制でガイドさんの解説付きグループツアーになるのですが、ほとんどが海外からの旅行者でした。

ガイドさんの解説で当時のカラクリ技術のすごさがつたわってきて、「なるほど〜」と感銘を受けると共に非常に知識欲が満たされます。

そいえば、なんか海外(欧米)の人たちって「ニンジャ」好きな人おおいですよね。

スシ、サケ、ニンジャ、サァムラァイ、フジヤマ、ゲイシャ

私も大好きです。

忍者よりも「ニンジャ」のカタカナ表記の方がカッコよさを感じますよね。

あなたの思い浮かべるニンジャは誰?

さあ!!お堂の正面入り口から見学ツアーのはじまりです。

まさに迷宮!まさに要塞!作り込みがすごすぎる。

初めに残念なことを申し上げますと、内部は撮影禁止のため画像をお見せできないのが悔やまれます。

ここからは画像に頼らず後藤の文章力の見せどころです。

まず仕掛けで驚いたのがお堂の入り口付近にある賽銭箱が落とし穴になっていることです。

床と同じ高さで、はめ込まれたような形状になっていおり、通常時は賽銭箱、戦の時は落とし穴に変えることができる罠

「正面からきたら確実に仕留める!」という意気込みがつたわってきます。賽銭箱で敵にダメージを与えるのって背徳感を感じるのは私だけ?

お寺の仏様が鎮座している周りには、このように物騒な仕掛けが、密かにたくさん設置されています。

そして、この迷宮に踏み込んでくる敵に対して、仕掛けを先手でおみまいすることによって、

「これから先も罠が待ち構えているのでは!?」

という疑惑を持たせ、動きを制限する心理的効果も組み込まれているという二段構え。

後藤

私だったらその時点で「この寺攻略ムリ!」って戦意喪失する自信あります。

さらに作り込みの凄さを感じるポイントは、部屋ごとに「ここは◯◯用の部屋」と使用役割が決められており、それに適した作りがされているところです。

例えば、話し合いをする部屋なら容易に刀や槍を振り回せないよう、天井が低く作られていたり

武士が控える部屋は、武器の手入れをしやすいように天井や空間が広く設けられたりと工夫がこらしてあります。

後藤

作りこみがすごすぎて、自分がお寺のどのあたりにいるのかわからなくなります。
内部は撮影禁止のためお見せできないのが悔やまれます(二回目)

このお寺のセンスに痺れたのは茶室「霞の間」です。

ここは刀や槍が使えないように天井が低く作られた茶室です。

戦闘要塞のような造りの中、ぱっとこのような芸術的な間が現れるところもそのギャップに面白みがあります。

上部に明かり取り用の窓が設けられているだけなので外の景観はみえません。

しかし、それに変わる素晴らしい景観があります。

それは壁に施された装飾です。

木の棚はたなびく雲「朧雲」を、丸くくり抜かれた壁の形状は「満月」を、満月の奥をさらに山の形にくり抜き「富士山」を表し、横たわるようにかざられた天井付近の大きな木の根は「」を表しています。

いまは画像や動画がありますが、当時はこのような景観を愛ながらお茶をたてたのでしょう。

後藤

なんとも粋な作りで感動しました。このような粋なセンスを磨きたいものです。
興味のある方は妙立寺公式サイトを見てみてください。

妙立寺公式サイト

http://www.myouryuji.or.jp/reservation/

日本には素晴らしいお寺はたくさんありますが、戦いを想定した仕掛けとその中に趣向をこらした茶室、戦いと芸術の二つの要素が両立した美学を感じられるお寺。

そう言った点では日本唯一無二かもしれませんね。

見学料金がかかりますが、これは金沢に行った際には一度は見ておいて損はしないです。

金沢市街をふらっと自転車で

金沢市街の観光には、電動付き自転車のレンタルがおすすめ。楽々サイクリングで風情がたくさん残る金沢の街並みや民家の雰囲気を楽しくみてまわれます。

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東茶屋街は、昔の街並みを残している通りです。

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それならこの場所!東茶屋街です。お土産、グルメ、カフェ、映えスポットで撮影 と全てこなせます。

化学調味料を使っていないワンタンラーメン

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心に刻め!旅で出会った心に響く言葉

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ここまでお付き合いくださったあなたに

今回の旅で見つけた心に響く言葉を・・・

うーん深い・・・

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