心得『守破離』成長は出会いできまる!

型がある人間が型を破ると型破り

 型がない人間が型を破ったら形無し

わたしが医学を習ったときの恩師から賜った言葉でした・・・

医学の恩師との出会いで、わたしは栄養学を学び、医療専門学校で医学を学びました。

後藤

こんにちは!後藤昌宏です。
現在は、シェアサロンの美容室「ブルームーン」にてフリーの美容師をしています。
恩師からは、医学、栄養学以外にも「土地の氣の流れを読む気学」「植物の活用法」「微生物との共存法」「月の満ち欠けを使うマクロビオティック」など数多くの知識も教えていただきました。

目次

賜った言葉を知る前の私

基本の型というものを意識せず「型破り」の響きと独創性に憧れがあり、「独自に創りました」みたいなそれがかっこいいとも思っていました。

しかし、その世界において「超一流の独創性が光るプレイヤー」は、みんな基本をきっちりとマスターして、技術の基本を大切にする姿勢を感じられます。

わたしのお客様でもある絵の先生が「なんとなく絵を描いてうまい人もいるけど、構図の基本ができてる、とできてないでは出来栄えは全然違う」とおっしゃっていました。

「独創的な事をやる」には基本がすべて

基本を完璧にマスターして、その上で超一流のプレイヤーは「基本→応用」と丁寧に磨いた結果、自然と「型破り」に到達したのであって、狙ってやっているわけではないのだと感じました。

技術習得の過程には、基本から応用、そして自分だけの技と一連の流れがあり、それを「守破離(しゅはり)」といいます。

それ以降、わたしは仕事で使う技術の習得の際にはこの過程を意識するようになりました。

守破離とは?

芸道における修行の過程を説明するのに「守・破・離」という言葉で表される。

「守」・・・師や流派の教えや型、技を忠実に守り、確実に身につける段階

「破」・・・他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階

「離」・・・一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階

(記事抜粋)

これは、ゴルフでも、登山でも、芸術でも、経営でもじっくりしっかり突き詰める場合は、当てはまるのでご自身の興味あるものに当てはめてもらうとわかりやすいです。

楽しんでやりたい趣味の場合はその限りではありません。

後藤

私は、有名でもない一介の美容師であり、まだまだ修行が必要な身ですが、今までの学んだ経験で感じた事を書いてみます。

大切な段階は「守」だと考える

なぜか「守」の段階か?

スタートの段階でどのように学べるかで今後の進み具合とスキルの完成度が大きく変わってしまうからです。

技術を学ぶ際に、この段階でいかに良い師にあえるか、良い知識が手に入るかが重要で、逆にこの段階で、「どうせ基本だから」と投資もせず、時間もかけず、とにかく安く適当に済ませてしまうと後々かなりの遠回りすることになってしまいます。

後藤

私は遠回りした者の一人です。

例えば

ピアノが上達したいのであれば自分だけで練習するよりも、プロに教えてもらった方がはるかに上達が早いですし、また競技や乗り物などリスクを伴うものの場合も安全に学ぶ事ができます。

この段階で的確なものが学べると、その後の過程も高い水準が普通の感覚となり、その感覚で次に進むことができます。

その分野の概要を理解するには無料の情報でよいと思いますが、中身のある情報やアドバイスをいただくにはそれなりの投資が必要です。

身銭を切るからこそ心構えも変わる

後藤 頭蓋仙骨療法を学ぶ

その人が何年も学び実践でつちかったノウハウには非常に価値があるものです。

あるときから知識に投資をしようと決めたとき、専門書を買ったり、有料の講座など躊躇なく行うようになりました。

今ではその姿勢は当たり前になりましたが、そうなる前は、「今のご時世、情報は無料で手に入るんだからお金をかけるのはもったいない」という意識でした。

有料の情報というのはお金受け取っている以上、提供側も価値のある情報を提供しないと次の情報を買ってもらえなくなるため、内容の濃いものとなります。

それを実感して、知識に投資するようになってから飛躍的に意識と技術が上がり世界が広がるようになりました。

後藤

初めからいい先生や知識に出会えるとも限らないので結構失敗もしました。
しかし、失敗があるからこそ、のちに観る目が養われ直感にも磨きがかかりますよ。

私の出会った先生の方々

その分野の魅力を伝えてくれる

「その分野の面白みを伝えてくれる方」「よし!自分もやってみよう」と興味を持たせてくれる先生が多かったように感じます。

その分野の面白さや興味を持つのが成長する1番秘訣です。

高度な技術は、基本ができてその分野が俯瞰してみれるようになってから学んでも遅くないです。

人間的にも素晴らしいと思える

こういう言葉があります・・・

ものごとは心にもとづき、

心を主とし、

心によってつくり出される、

もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、

福楽はその人につきまとう

とダンマパダでは、「ものごとは『心』によって作られている」と語っています。

ダンマパダとは、ブッダの教えを集めたもので、ライトな表現で例えるならば「心に響く名言集」のようなものです。

わたしは、心や概念の勉強として経典を読んだり説法を聞いたりするのが好きなのですが、おそらく世の中の名言集のほとんどが経典や易経などが原点だと感じます。

後藤

ダンマパダは、今から2000年以上前のものですが現代人の我々が読んでも心に刺さるというのに凄さを感じます。
裏を返せば人間の心理や行動は、時を超えても普遍的なものなのかもしれません。

人としての尊敬できる魅力

話していて元気がもらえる、心が安らぐ、生き方に素晴らしさや魅力を感じる。

そういった先生は、経験、知識、人間性が磨かれています。

私の恩師は、医学の話を身近な生活に関連づけて説明してくれたり、歴史や風習の事など難しい知識を分かりやすく楽しく教えてくれました。

話が脱線しても昔の経験談、失敗談など厚みのある興味深い話をしてくれて、そこからにじみでる人間性や生き方にも敬服しました。

毎回講座が終わると好奇心が満たされ「講座を受けて良かった」と心から思える有意義な時間でした。

そんな恩師に出会えたからこそ

私は美容師の身でありながら、医学にも興味をもち免許を取得し本業にも知識を活かせるようになり感謝しています。

人生は出会いで決まる」とつねに感じており、人のとご縁は大切にするようにしています。

今度は、わたしが皆様にとっての「美容の師」であれるよう精進します。

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